マット敷いてもまだクレームが、防音効果のあるマットを選ぶには

マット敷いてもまだクレームが、防音効果のあるマットを選ぶには

階下から子供の足音がうるさいと苦情が来た。防音マットか防音ラグを買おう。
でも、ほんとに床音の防音になるの?子供が 走っても大丈夫なの?
防音マットと防音カーペットじゃどっちが防音できる?防音マットと防音タイルじゃどっちがいい?

防音マットと防音カーペット、防音ラグ、いくつも種類があって防音する材質も違うし厚さも違うし、よほどあちこち見ないとどの防音マットがいいのかわかりませんね。

効果のある防音マット遮音ラグにはどんなものがあって、防音効果を知るには何を見るべきか、ここを覚えといてください

防音効果がわかる遮音等級

すべての 防音マット防音カーペットに表示されているわけではありませんが日本工業規格JISに則り 防音性能を測定したものについて表示できるのが遮音等級です。LL-45,LL-35 または遮音等級ΔLL(1)- 4 ΔLL(1)-5という表示がそれ。

遮音等級LL-45,LL-35というのは旧表示、現在はΔLL(1)- 4 ΔLL(1)-5の表示になっています。
表が小さいと見えにくいので少し大きくしときます。
防音マット、遮音等級を見る

床材や床仕上げ構造の床衝撃音低減性能を表す方法としてこれまでは、遮音等級LL-45,LL-35という推定L等級が、使われてきましたが実際の建物の床衝撃音遮断性能は床スラブの厚さや床材の性能、部屋の大きさや形、天井の仕様などによって変化するため、 床材の遮音性能と空間性能には差が生じることもありました。

また、メーカーにより試験条件が異なり、製品性能の比較ができないことも問題でした。

そこで、試験方法および条件を統一することになり、試験条件も、 より実際の建物の施工条件に近づけたものになっています。新基準での遮音等級は ΔLL(1)- 4 ΔLL(1)-5などの表示に変わりました。ΔLL(1)- 4 ΔLL(1)-5 ΔLL(1)-6と数字が増えるほど遮音効果が高く、ΔLL(1)- 7が現在の製品では最高等級となっています。

LLは比較的軽いものを落とした音の遮音を意味します。日常の生活音全般だとお考えください
これとは別にLHとなるのは重量を伴った音についての遮音を意味します。
つまり、防音には軽い生活音と 重量音があるということです。

軽量衝撃音と重量衝撃音

例えばお子さんがソファから飛び降りる、ふざけてジャンプするなと「ドスン」と重量のかかる大きな衝撃音は重量衝撃音といい、物を落とす、テーブルからスプーンが落ちたり、ダイニングで椅子から立ち上がった時のズリ音などを軽量衝撃音と言います。
ΔLL(I)-〇の等級は軽量衝撃音についての試験結果の評価です。

防音マット、遮音等級を見る

ということで防音マット、防音カーペットの防音とは生活音(軽量衝撃音)の防音のことです。
ドスン、ドスドスの 重量衝撃音は防音マット、遮音ラグ、防音カーペットでは音は多少は小さくなってもゼロにすることはできません。

重量衝撃音を消すには床をはいで、コンクリートとフローリングの間の隙間に防音材を詰めて、幾重にも防音シートやゴムマットを重ねて、ダンススタジオ並みの特殊加工の防音床にやり直すしかありません。

遮音等級ΔLL(I)-5~7 は防音効果最高レベル

上の表でおわかりのように上階からの音が聞こえないレベルの防音はΔLL(1)- 5、ΔLL(1)- 6、ΔLL(1)- 7です。
ΔLL(1)- 4もほぼ聞こえないとも言えますが、階下の人が神経質な人なら聞こえる範疇なのかもしれませんね。

生活実態                 新等級評価(旧評価)     移動音落下音などの伝わり方
・ほとんど聞こえない 全く聞こえない     ΔLL(I)-7 旧表示相当 LL-30 上階の気配をまったく感じない
・静かなとき聞こえる まず聞こえない     ΔLL(I)-6 旧表示相当 LL-35 上限の気配を感しることかある
・遠くから聞こえる感じ 気兼ねなく生活できる ΔLL(I)-5 旧表示相当 LL-40 上階の気配は感しるが気にならない
・聞こえるが気にならない 少し気をつける   ΔLL(I)-4 旧表示相当 LL-45 上階の大きな勣きはわかる
・ほとんど気にならない やや注意して生活する ΔLL(I)-3 旧表示相当 LL-50 上階の物音がときどきする
・少し気になる 注意すれば問題ない      ΔLL(I)-2 旧表示相当 LL-50 上階の物音が少し気になる

現時点ですべての防音マットにΔLL(1)- 〇表示がなされているわけではありません、新基準以前の LL-●×表示のものもあり、遮音等級表示のないものもあります。遮音等級試験が義務付けられている訳じゃないので、試験基準は統一されましたがすべての商品には表示されてはいません。
日本建築学会ではマンションなどの集合住宅の場合、LL-45以下を望ましい水準として推奨しているので、購入の際の1つの基準として覚えておきましょう。LL-45以下とは、現在の等級表示でΔLL(I)-4以上のレベル(ΔLL(I)-4、ΔLL(I)-5、ΔLL(I)-6、ΔLL(I)-7)になります。

実際の防音マットや防音カーペットの遮音レベル

防音マットとして効果があるのは少なくともΔLL(1)- 5からが望ましいです
遮音等級が表示されているもの、製品詳細に表示がないものは実際に使ったもの、ユーザー様のご感想からの推定値です。

ラグマットについては防音等級が製品詳細に明記されています。
繰り返しますが、防音レベルは日常の生活音(軽量衝撃音)に関しての防音性能です。

ΔLL-7
ΔLL-6
ΔLL-5
ΔLL-4
ΔLL-3
上階の生活音が聞こえない 上階の生活音がほとんど聞こえない 上階の生活音が少し聞こえる 上階の生活音が小さく聞こえる 上階の生活音が聞こえる
低反発+高反発ラグマット20mm 高反発ラグマット10mm ジョイントマット10mm(推定) コルクマット8mm(推定)
低反発+高反発ラグマット18mm ジョイントマット20mm(推定) コルクマット11mm(推定) 防音タイルカーペット
低反発+高反発ラグマット15mm 低反発ラグマット15mm 防音タイルカーペット

それぞれのマットをもう少し詳しくご説明します。

コルクマット、ジョイントマット、タイルカーペット

防音効果のあるマット:11㎜厚コルクマット

効果のある防音マット、コルクマット

クッション素材はEVAマットに1mmほどのコルク層を貼り付けています
クッションや防音の役目をするEVAはエチレン酢酸ビニール樹脂。クッション・緩衝材・防護材・おもちゃ・床マット、サンダルなどの素材になります

硬さは発泡倍率により軟らかいものから固めのものまで用途によって加工できます。
耐候性に優れ、表面劣化を起こしにくいのが特徴。製品の用途にもよりますがコルクマットやEVAジョイントマットのEVAは充分な耐衝撃性がありクッション材として優れています。

コルクマットはEVAマットの厚さ7mmに1mmのコルクを貼った8㎜厚ものと、EVAマットの厚さ10mmに1mmのコルクを貼った11㎜厚のものがあります。

フローリングの夏のベタつき、シモヤケになりそうな冬の冷たさをなくし、快適なフロアにできる経済的なマットです。大好評なのですが、集合住宅での床音の防音という観点から8㎜厚はやや薄いかも知れません。フローリングのマイナス面をなくすベースになる敷物としては11㎜厚のコルクマットがおすすめです。

8ミリ厚のコルクマットの推定遮音等級は ΔLL(I)-4ぐらいかと思われます。
11ミリ厚のコルクマットの推定遮音等級は ΔLL(I)-5ぐらいかと思われます。

11ミリ厚のコルクマットは、EVAの厚さが3ミリ厚くなっただけですが、お客様のご感想でも防音に効果があるとのコメントが増えています。 コルクマットがお好みで防音効果も期待したい場合は11ミリ厚のコルクマットがおすすめです。

関連記事:敷いたその場でわかるコルクマットのメリット コルクマットのお掃除

防音にタイルカーペットってどうなの

タイルカーペットは事業所のフロアによく敷いてあるタイルカーペットの家庭版です。
効果のある防音マット、タイルカーペット

PVC5ミリ厚にパイル5ミリぐらいのが平均的ですがPVCは硬いゴム板と同じ と思ってください。
業務用タイルカーペットは接着剤でフロアに張り付けますが、家庭用タイルカーペットはマットの裏が滑り止め吸着加工になっていますのでフローリングに並べて敷くだけ、ジョイントマットのようなかみ合わせのギザギザはありません。

ジョイントマットと同じく、汚れたら水洗いできます。傷んだ一枚だけの取り換えもできます。

気になるところの防音効果ですが、タイルカーペット単体での遮音等級は旧等級表示で LL-45~40、新基準にすれば ΔLL(I)-4に相当するようです。生活音は消えるランクですね。コルクマット、ジョイントマットの10mmと同じレベルです。一階の、階下に住人がいないフロアでのご使用には十分です。PVC5ミリ厚にパイル5ミリですので防音マットとは言いにくいですね。

音を吸収するには柔らかさと厚さが必要なんですが家庭のフロアの音すべてを実質5ミリのゴムで消す、または半減させることは難しいです。日常の生活音を消すには十分でしょうが、同じ遮音効果ではほかのマットに比べてちと高価に(50cm×50㎝一枚およそ500~1000円)なります。

タイルカーペットまた防音カーペットのショップをよく見ると防音高価を高めるために、タイルカーペットの下に別の5ミリ厚ゴムシートを敷くよう勧めています。

タイルカーペットがおすすめできるポイントは無地と柄物がありおしゃれなフロアにできます。またジョイントマットでは敷けなかったキッチンやダイニンのテーブルやいすの下でも大丈夫です。ジョイントマットでテーブルや椅子を置くと穴があいてしまいます。

ジョイントマットは安っぽくて・・・というご感想もありますが、タイルカーペットでは、それはありません。

一階のリビングなどでおしゃれに生活音を消す溜めに敷くにはタイルカーペットがお気に入りになるかも知れません。スミノエと東リ製品をご用意しています。


防音効果のあるマット:20㎜厚EVAジョイントマット

効果のある防音マット

EVAマットの防音・クッション素材はコルクマットのEVAと同じです。

サイズが大判60cmサイズもあり、敷き詰めるには短時間で作業ができておすすめですが、なんといっても極厚20mmの厚さがあることがウリです。1cmの防音マットを敷いてみたけどまだ心配というケースも多いです。できればもう1枚重ねてみたいというご感想もありました。

防音効果のあるマット10ミリ厚を1枚敷くならなら20ミリ厚のジョイントマットがおすすめ。2cmの厚さなら2階にお住まいでも日常の生活音はほどんど消えます。防音マットと名前の付いているマットでも厚さがが不足すると音は消えません。クッション性もあり2cmのEAVの厚さもあり、これから防音マットを敷くには第一のおすすめです。

20ミリ厚のコルクマットの推定遮音等級は ΔLL(I)-5~6ぐらいかと思われます

コルクマットにしろ、ジョイントマットにしろ、お手入れが簡単で、使っているうちに傷んだ部分だけ取り換えが利くのがいいですね。部屋の中で人がよく通る部分は常に踏みつけられるのでヘタって来ます。でも、その部分だけ取り替えればいいのがジョイントマットのいいところです。

効果のある防音マット、ジョイントマット
2センチ厚のジョイントマットを敷いてみてください。1cmマットでも音が小さくなった、階下からの苦情が減ったとコメントをいただいてます。その倍、2cmです。これぞ防音マットの本目のジョイントマット!

防音を第一に考えてジョイントマットをお求めになるなら、20mm厚の極厚マットをおすすめします

保育園などでも多数ご利用いただいているようです。小さなお子様の転倒による怪我も防ぎます。

関連記事:ジョイントマットのメリット

防音効果のあるマット:遮音レベル最上級の防音ラグマット

効果のある防音マット、低反発ラグ

みた感じはふっくらラグマットのイメージですが綿ではなく、普通のすぽんじでもなく、防音のための低反発ウレタン、または低反発と高反発の二層構造です。マットの厚さも20mm、18mm、15mmなどがあります。

表示の遮音等級最上級のΔLL(I)-7はメーカー自社測定ではなく第三者機関による試験の結果の等級です
通常の防音マットでは防音等級がLL-45、ΔLL(I)-4前後ですがこの防音ラグはLL-35相当のΔLL(1)-7です。

日常の生活音がしない、上階に人がいるとは思えないというレベルのΔLL(1)-7を計測した防音マットは多くはありません。今実際に苦情が来ている方にぜひお試しいただきたい防音に特化したラグです。
1cmぐらいの防音マットを敷いているけどまだ苦情が来るような場合、この防音ラグマットをお試しください。
効果のある防音マット、低反発ラグ

防音ラグは中材に低反発ウレタンと高反発ウレタンの2層構造と 低反発1層と高反発1層の物があります。
低反発ウレタンと高反発ウレタンの2層構造の防音ラグと高反発ウレタン1層 の防音ラグが遮音等級 ΔLL(I)-7で、低反発ウレタン1層の防音ラグが遮音等級 ΔLL(I)-6です。

サイズも90cm正方形や円形、150cm正方形や円形、の部屋の一部に敷くサイズから、最大200㎝×400㎝ぐらいまで。好みの長さや好みの形にカットして使うことができないのが残念ですが想像を超える防音性能のラグマットです。 

防音効果のあるラグマット

防音効果最大:ジョイントマットの上にラグ

効果のある防音マットを二重に敷く効果のある防音マットを二重に敷く

マンションやアパートなどの集合住宅にお住いの場合赤ちゃんや小さいお子さんの走り回る床音で階下に住人とのトラブルが絶えないようです。もはや防音マットを敷くのはマンション住まいの常識。

大人だけ、または大人と小型ペットぐらいなら1センチ厚のマットで充分でしょう。
乳幼児から小学低学年ぐらいのお子様の家族なら1センチ厚マットだけでは多分無理です。
ベースに敷いた1センチ厚または2センチ厚のマットに防音ラグを重ねてください 。

床音の防音についてネットで細かく調べても、ユーザーレビューでも二重敷きでクレームがなくなったとの投稿は多くなりました。階下の住人との床音のトラブルは避けましょう。ジョイントマット20㎜厚にジョイントマットを重ねる、または防音ラグを重ねる、これが一番現実的な対応策だと思います。

マジで床音の防音しなきゃ !!でしたら、2cmのジョイントマット2重に敷く、またはジョイントマットを敷いてその上にΔLL(I)-7の2cm厚の防音ラグを重ねる、これが最強でしょ!

関連記事:防音効果実証、ΔLL-7最高レベルの低反発高反発二重ラグマット

遮音レベルが明示された防音ラグを全部見る

お役立てください、フロアの防音

1階フロアに敷くならどのマットでも防音、滑り止め、断熱効果はあります。
2階以上、階下への防音のために敷くなら2㎝厚ジョイントマットと防音ラグの重ね敷きがおすすめです。