シングルベッドの選び方、といっても 一人暮らしの部屋に置くシングルベッド、独身貴族のためのゴージャスなシングルベッド、収納家具としてのシングルベッドなど、選びかたの視点が違うと別の内容になりますので、ここではシングルベッドフロアタイプ、フロアベッドシングルサイズを選ぶ時のベッドの要チェックポイントをご紹介します。
ベッドの説明書詳細に書いていないフロアベッド、特にシングルサイズの注意べきポイントです。
フロアベッドとはどんなベッド?

機能だけならご覧のようにフロアにアットレスを置いただけと変わりませんがベッドフレームがあるとないとではインテリアとしての印象が違いますね。
フロアベッドのフレームは重量を支えるフレームではない
これがフロアベッドフレームの特性です。
マットレスを囲むだけのフレームですから構造的に丈夫でなくていい、フレームのパーツも4枚の板とヘッドボードだけでいいことになります。重量を支えるフレームではない、パーツ部材も少ない、ここがフロアベッドは安い大きなポイントです。
コストを抑え、どのベッドより低価格を実現

あるベッドの説明の一部ですが、物流費が商品代金の40%とは、予想以上に大きなパーセンテージです。
フロアベッドシングルに指摘が多い問題点とは
フロアベッドでもセミダブルやダブルでお叱りや指摘をいただくことはないのですがシングルベッドでは時々あるんです。
お買上げになった後、「お買上げの商品はいかがでしたか?という内容でご感想などお伺いしていて、お褒めの言葉も多いのですが、お叱りの内容もございます。
商品個別にご指摘内容は違っていますがシングルサイズお買上げのお客様に共通する内容もございますので、ベッドが届いた後で失敗しと思わないためにフロアベッドシングルに多いご指摘をご案内いたします。
●組み立てたら横のフレームがぐらぐらする、
●フレームとマットレスのサイズが合ってない、
●この床板で湿気は大丈夫?
●組み立ててみたら横のフレームがぐらぐらしてる。
製造コスト、配送コストダウンのためサイドフレームは2枚の板を金具でつなぎます。サイドフレームはベッドの床板に固定する構造ではありませんので金具で繋いだ状態ではグラグラすることになります。床板を敷き、マットレスを入れると気にならない程度かとは思いますが、サイドフレームは二枚の板を真ん中で金属板でネジ留めするだけなので一枚板のようにはなりません。
●フレームとマットレスのサイズが合ってない?フレームに隙間ができる。
フロアベッドはベッドフレームの中にマットレスを置くため、マットレスが大きいとベッドとして使えませんのでフレーム幅に余裕をもたせています。
マットレス幅は業界共通のサイズ規格がありません。メーカーによって仕上がりサイズが数センチ違っていて、シングルの場合平均は100cm幅なのですが97cmのマットレスがあります。
フレームとマットレスを別に買ったらマットレスがフレームに入らないということがないようにフロアベッドのフレームは100㎝幅に合わせて広めに作られています。このためマットレスとフレームの間に隙間ができます。
●フロアに板一枚で湿気はだいじょうぶですか?。
フロアベッドはフロアに床板を6・7枚並べて敷いてアットレスを置くベッドです。床板に隙間はほぼありません。マットレスの横はフレームが壁になって湿気が拡散しにくい構造です。収納ベッド、4脚ベッド以上にマットレスの湿気にご注意が必要なベッドです。
エアコンをドライにする、マットレスを立てかけて風邪を通す、ベッドは窓際に配置するなどの方法でマットレスが乾燥するようご留意ください。
後悔しないシングルベッド選び、フロアベッドのここをチェック!

床板は板かスノコか
フロアにマットレスを置くための板です。このように板一枚を並べるタイプが多くなります。
眠っている間にかく汗が分散ににくく、四方をフレームで囲われているため湿気が抜けにくくなります。
サイドフレームは1枚ものか、補強されているか
レビューによく出てくるのがここ。サイドフレームは2枚の板を真ん中でベッドの内側から金具で接合するのがほとんどです。
薄い金具で薄い板を留めますのでなかなかピシッと一直線にはいかず軽い力でも少しくねくねすることに。
下の図でサイドフレームの継ぎ目がわかります。ほとんどのフロアベッドはこうなっています。
マットレスを敷けばコーナーが固まりますので気にならない程度ですが、知らなかったら なんだこれ!と思われるかもしれません。組立画像、ベッド寸法画像などで確認できると思います。ミドルクラスベッドは(すべてではありませんが)サイドフレームは195cmほどの1枚ものになります。
残念ながらフロアベッドのほとんどはサイドフレームは2枚を接合するタイプです。
左右のサイドフレームをコの字型鋼線で繋いで固定するベッドがあります。
フレームサイズとマットレスサイズは合っているか
フロアベッドのシングルサイズで厄介なのがこれ、フレームとマットレスサイズが違い過ぎる、隙間が空く、というもの。
なんで隙間が2センチも3センチも空く、のせいぜい1センチでしょうに!ごもっともです。
フロアベッドはフレーム内にマットレスを置くベッドなので、ほかのベッドではありえない「マットレスとフレームの隙間問題」があります。
マットレスをフレームの片方に寄せると5~6㎝の隙間が。マットレスを中央にしても両脇に2.5~3㎝の隙間。フレームとマットレスのサイズが違い過ぎるとのご指摘がフロアベッドのシングルに多いです。
ここは簡単に説明できないので、以下に詳しくご説明します。
フロアベッドフレーム内寸とマットレスサイズを見る
一般にベッドとマットレスがセットで販売されていればベッドフレームとマットレスサイズはちょうどいいサイズでセットされているものと思いますよね。ここが違ったんです。100㎝幅のマットレスが使えるフレームに97㎝幅のマットレスを合わせるセットがあって、マットレスとフレームの間に隙間ができるんです。
お好みのデザインがありましたら商品詳細ページの下のほうのベッドの寸法をご覧ください。
ご希望のマットレスの幅とベッドフレーム内寸をご確認ください。
マットレスが100㎝幅ならいいのですが97㎝幅マットレスだと隙間が空きます。
従来のデザインのフロアベッドは100㎝幅対応サイズ
シングルサイズのマットレスは100㎝幅と97㎝幅があります。従来のフロアベッドは100㎝幅のマットレスが使える幅の内寸、およそ101~102㎝での仕上げになっています。このフレームに97㎝幅のシングルアットレスだと隙間ができることになります。
フロアベッドでシングルの場合、マットレスとフレームのサイズが合ってないというご指摘があるのも、100㎝幅のマットレスが使えるサイズに97㎝幅のマットレスを合わせるのでこの隙間は何?ということになります。フレームとセットにできるマットレスですと言われればサイズも合っていると思いますよね。
お買い上げの多いシングルベッドの代表格の寸法説明の画像です。フレームの外側の寸法が外寸、フレームの内側の寸法が内寸です。フレーム内寸法の101㎝、102㎝は100㎝幅のシングルマットレスにはちょうどいい幅なんですが、これに97㎝幅のシングルアットレスでは2㎝~5㎝の差があり、これが隙間になります。
ベッドの両側に2~3cの隙間でも布団が被さるから問題ないという方、足の指がはまりそうで危ないという方がおいでになります。
前もって、この説明を見ていればそんなものか、で済むことかも知れませんが、マットレスを置いて見たら隙間が広い、マットレスサイズまちがえてんじゃないの??ということにもなりますね。
100㎝幅のマットレスがほとんどならこの内寸でいいのですが、ほとんどのマットレスは97㎝幅なんです。隙間が空くのはイヤ、という方には困りますよねえ。
97㎝マットレスに97㎝対応フレームのフロアベッド
でも、嬉しいことに、この隙間問題に対応してくれたベッドが出ました。
シングルベッド内寸98㎝!97㎝幅マットレスがピッタンコ!
フレームだけでのお買い上げも多いですが現在100㎝幅マットレスをおつかいでしたらこのフレームは使えません。97㎝マットレスのみです。
隙間だけでなく、サイドフレームがクネクネする、板一枚では湿気が心配という問題も同時に解決されています。
ジャーノ、スカイライン、verhil などフロアベッドのシングル人気ベッドもまた、そのほかのフロアベッドもシングルサイズでも同じですがシングルフロアベッド特有のご指摘事項があります。
お客様レビューやお問い合わせで多いのが「隙間」「クネクネ」「湿気対策」ほぼこの上の3点です。